大阪市出身。
幼少期に祖母の勧めで絵画教室に通う。
こども二科展では金賞、入賞を受賞する。
実家が大阪の商店であったため、商売繁盛や開運のモチーフに親しみを感じ好んで画題としている。
2013年から独学で作画開始
●大人になって再び絵を描くきっかけ
仕事で体調を壊し退職する。ある日、幼少期に絵画教室に通った事を思い出し、絵具を手に入れ作画する。画用紙に広がった明るい色を見て、自分の気持ちが前向きで強くなるのを実感する。絵を周囲に見せたところ、表情が一瞬で笑顔になるのを見て、明るい色の絵は人を前向きにする事を経験的に知る。人が晴れの日に楽しい気分になる感覚と似ていると感じる。以降、自分の絵で笑顔の人を増やしたいと思いそこから活動を開始する。これまで絵は、保健センター、会社事務所、町工場、レストラン、バー、個人宅などに飾られてた。
●作品に対する想い ”笑顔を届ける絵”
私の作品では、主役は絵を”観る人”だと考えています。ただ鑑賞するだけのものでなく、日常のふと目に留まる場所にあることで、観る人の心に寄り添い、優しい気持ちになる、前向きになる、人との繋がりや楽しかった思い出、心が温かくなる出来事を思い出し、次の瞬間を笑顔で迎えられるような、そんな存在である事を願っています。
●題材について
鯉の滝登り、ひょうたん、ガネーシャ等、国内外で縁起が良いとされるモチーフ、桜など文化的シンボル、音楽、抽象など多岐にわたる題材を取り上げ、オリジナルの優しい色合いとメッセージ性を感じる図案を展開しています。また、これまでグローバル企業で働いた経験を通じて感じた多様性や、世界中の人々や文化から受けたインスピレーションも、作品作りに活かされています。伝統と現代、ローカルとグローバルが交錯する中で生まれる新たな表現を追求したいです。
●作画で考えるSDGs
画材や、額装、グッズ等に使う素材は出来るだけ環境負荷の少ないものを取入れてます。水の都・大阪で生まれ育った私にとって、環境に配慮した創作活動をしたいと思うのは自然な事でした。これからも地球にも人にも優しいアートを目指して行きたいです。
●作品の特徴
作品には自然光を感じるような透明感のある明るい色を多く取り入れてます。着想-図案-制作まで、時間をかけて一作品ずつ心を込めて丁寧に制作しています。ほとんど筆を使用しないのも特徴の一つです。